2026年10月4日日曜日

生きているだけで100点満点!~5年生・いのちを育む事業~

  9月30日(水)に、5年生を対象に「いのちを育む事業」が行われました。この事業は、さつま町子ども課子ども健康係の講座として、さつま町の小学5年生(学校によっては6年生も)を対象に実施されているものです。

 講師として、いのちを育む会「アモーレ」に所属されている助産師の山下百恵先生にお越しいただき、いのちの誕生や成長、そして自分自身を大切にすることについて、たくさんのことを教えていただきました。

まずは、先祖から受け継がれてきた「命のバトン」についてのお話。

今、自分がここにいるのは、長い長い命のつながりがあってこそ。子どもたちは、自分の命がかけがえのないものであることを改めて感じていたようでした。


「二次性徴って、そういうことなんだ!」

 二次性徴についても、詳しく、そして分かりやすく教えていただきました。

4年生の保健学習や、5年生の宿泊学習前の指導でも、月経や精通について学んでいますが、少し難しい内容でもあるため、繰り返し学ぶことはとても大切です。

そして、少しずつ心や体に変化が始まっている今だからこそ、

「なるほど!あ~、そういうことか!」

と、これまで学んだことがつながり、心に響く学びになったのではないでしょうか。

 男女一緒に学ぶことで、自分の体だけでなく、お互いの体や成長を思いやる気持ちも自然に育まれていきます。



こんなに小さいの?「命ってすごい!」

受精卵の大きさも実際に確認しました。

「こんなに小さいんだ~!」

小さな小さな受精卵から、少しずつ成長していく命。

「ぼくたち・わたしたちの命はすごい!!」

そんな驚きや感動が、子どもたちの表情から伝わってきました。


 お腹の中で赤ちゃんがどのように育っていくのか、羊水や胎盤にはどんな働きがあるのかについても、詳しく教えていただきました。


 そして、赤ちゃん人形を抱っこする体験も。

赤ちゃんを大切そうに抱っこする子どもたちの表情は、とても優しく、かわいらしかったです😊

 








赤ちゃんの「生きる力」とお母さんの力

出産のとき、赤ちゃんが産道をどのように通って生まれてくるのかについても学びました。

赤ちゃん自身が持っている「生きる力」。
お母さんが頑張る力。
そして、周りの人たちの支え。

たくさんの力がつながって、赤ちゃんが生まれてくることを知りました。




赤ちゃんが「おぎゃー、おぎゃー」と泣くのは、肺呼吸ができた証拠。
「よかった!」と安心する、大切な瞬間でもあることを教えていただきました。

妊婦さんの大変さを体験!

希望した児童は、妊婦体験にも挑戦しました。

お腹が大きくなった状態で、歩いたり、しゃがんだり、寝たり、起きたり……。

普段何気なくしている動作が、こんなにも大変になることを実感しました。

「すごく大変そう。」

「腰が痛かった。」

「仰向けでは寝れない。」

「妊婦さんがいたら手伝いたい。」

「お母さんはすごい。」

実際に体験したからこそ出てきた、子どもたちの素直な言葉です。



保護者の皆さんも一緒に学びました

 今回の「いのちを育む事業」には、6名の保護者の方も参加してくださいました。

 子どもたちと一緒にお話を聞いたり、体験をしたりしながら、「いのち」について考える時間を過ごされました。

赤ちゃん人形を抱っこする保護者の皆さんの表情も、とても優しく、温かいものでした😊

参加された保護者の方からは、

「自分が知らないことも多くて勉強になった。」

「子どもと一緒に受けることで、子どもに性に関することを聞かれた時に、どう答えたらいいかを学ばせてもらった。」

などの感想が寄せられました。

子どもたちと保護者の皆さんが一緒に学ぶことで、家庭でも「いのち」や「体のこと」について話すきっかけになったことと思います。

「生きているだけで100点満点!」

最後に、山下先生から、子どもたちに大切なメッセージをたくさんいただきました。

「何か心配なことがあったら、ひとりで抱えないで誰かに相談すること。」

「自分自身に自信を持ってほしい。」

そして、

「生きているだけで100点満点!」

 最後に、代表の児童が感謝の言葉を述べました。

「男女の身体のちがいを詳しく教えてもらって、成長していくことが将来命を育むための準備をしていることだと分かりました。そして、命がけで生んでくれた命を大切にすることが大切だと思いました。また、自分だけではなく、友達の命も同じように大切だということが分かりました。大好きなお母さんたちに感謝の気持ちをもって、命を大切にしていこうと思いました。『生きているだけで100点満点!』を忘れずに生きていこうと思いました。」

 自分の命が、たくさんの人や命のつながりの中で受け継がれてきたこと。

そして、これから心も体も成長していく自分自身を大切にすること。

 今回の「いのちを育む事業」を通して、子どもたちは「命」についてじっくりと考えることができました。

 子どもたちと保護者の皆さんが一緒に学んだ今回の時間が、これから家庭で「いのち」や「体」について話すきっかけにもなればと思います。

 山下先生、子どもたち、そして保護者の皆さんにとって心に残る、貴重な学びをありがとうございました。

 また、さつま町子ども課、子ども健康係の係の皆様、教材教具の準備など本当にありがとうございました。

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