2月は性に関する指導月間です。発達の段階に応じて,性に関する指導をそれぞれの学年で実施しています。
4年生は,①自分らしさって何だろう?②多様な性について理解を深めようをめあてに,「様々な性と自分らしさ」について考える授業をしました。
担任の先生から「王さまと王さま」の絵本の読み聞かせをしてもらいました。
子どもたちの感想は…。
「最後お姫様ではなくて王子と結婚するのが意外だな!と思ったしおもしろかった!」
「王さまは女の人を好きにならないで,王さまにほれたのがすごいと思った!」
「王さまがたくさんのおひめさまに会ったけど,しっくりこないのがおもしろかった。」
など,深くもおもしろい絵本の世界を楽しんだ様子でした(*^▽^*)何より担任の先生の読み聞かせがとっても上手で聞き入ってしまいました。
「自分らしさについて考えよう!」では好きな色や好きな理由,そして好きなことについてロイロノートでまとめ,発表しました。みんなそれぞれ「好きな色や好きなことはちがう,違うからいいんだ!」ということに友達の意見から気付くことが出来たようです。
続いて,「多様な性」についての理解です。
「性はグラデションであるということ」や,さまざまな性「LGBT」について説明し,好きになる相手が同性だけとは限らないことや,からだと心の性が一致しなくて,しんどい思いを感じる人もいるということについて考えました。
感想を紹介します(*^▽^*)
○ 今日の学習で自分らしさを知れてよかったし,みんなの好きな色や好きなことを知れてよかった。多様な性について知れてよかったしジェンダーに気をつけようと思った。
○ 言ってはいけないことば(傷つけることば)を知った。ことばに気をつけていきたい。
○ 男の子も女の子も何を好きになってもいいし、人にはいろいろな性があるからそれをおかまとか言ってはいけない。
○ 男の子が女の子とのことを好きになることが当たり前ではないことが分かった。人それぞれなんだと分かった。もし「男子なのにピンクが好きなんて変なの!」と言っている人がいたら,「男の子でも好きでもいいんだよ。」と注意したい。
子どもたちの柔軟な心に感心しました。私にとっても小学生へ初めて「多様な性」について考えさせる授業でしたが,「いろいろな性・いろいろな生き方」について考える一歩として大切な授業だと感じました。4年生の保護者の皆様、ぜひ子どもたちに授業の様子を聞いてみてください。
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